絶景を巡る旅

静岡県・三島周辺から富士山を望む絶景ポイントを巡る一泊二日の旅!

静岡県・三島周辺で富士山ビューポイントを巡る

三島市は、江戸時代から東海道五十三次の11番目の宿場町として栄え、伊豆方面・箱根方面にも通じる交通の要衝でした。また、富士山の伏流水がいたるところで湧き出でて街中を流れ、「水の郷百選」に選ばれた水の都でもあります。

そんな三島は富士山のビューポイントとしてもよく知られています。三島駅の新幹線ホームからもの雄大な富士山が見えることをご存知の方も多いのではないでしょうか!?

そこで、今回は三島周辺のビューポイントから富士山の絶景を観るという目的で一泊二日の旅に出ました。

実際に三島に降り立ってみると、街中からは建物や左手前の愛鷹山が邪魔をして、富士山の山頂付近しか見えないことがわかりました。それならば、標高の高い所から左右の稜線が伸びた雄大な富士山の絶景を見ようと考え、1日目は三島スカイウォーク、2日目は伊豆パノラマパークをビューポイントの目玉にしました。さらに、1日目は山中城跡へと足を伸ばし、さらに、三島市内も散策して富士山のビューポイントを探りました。

絶景旅の行程

三島スカイウォーク

1日目は、まず三島スカイウォークへ向かいました。アクセスは、JR三島駅から元箱根港行きのバスで約30分。営業は朝9時から。朝一番のりで到着し、南エリアの展望台から撮影した一枚。吊橋と富士山の共演です。

[写真1]三島スカイウォーク 南エリア 展望台にて

その後は、歩いて吊橋を渡りました。吊橋の中央付近で撮影した一枚がコレ。

[写真2]三島スカイウォーク 吊橋の中央付近にて

「三島スカイウォーク」について

三島スカイウォークは伊豆と箱根の中間に位置する観光施設で、日本一長い吊り橋です。全長400mを誇る吊り橋の上からは、日本一高い「富士山」と日本一深い「駿河湾」の絶景を眺めることができます。 施設内には、天井いっぱい広がる花を眺めながら買い物ができるショップ「スカイガーデン」や、三島の特産品を使用した食事をたのしめる「森のキッチン」などもあります。

山中城跡

三島スカイウォークからさらに元箱根港行きのバスで10分ほど行ったところに「山中城跡」があります。戦国大名の北条氏の山城です。この山中城跡から望む富士山は、めっちゃ雄大で綺麗です。

[写真3]山中城跡にて 障子堀越しに望む富士山

[写真4]山中城跡にて

「山中城跡」について

山中城は戦国時代に小田原を本拠地にしていた北条氏が1560年代に小田原防衛のために創城した山城です。その後、1589年に豊臣秀吉の小田原征伐に備えて増築されましたが、翌年3月には豊臣軍に包囲され約17倍の兵力の前に半日で落城したと伝えられています。

400年前の遺構がそのまま復元されている石を使わない土だけの山城は全国的にも非常に珍しく、「日本百名城」にも選定されています。そんな山中城跡は素晴らしい眺望で、雄大な富士山が一望できます。

楽寿園

一旦、バスで三島駅に戻り、午後は徒歩で行動しました。まずは、三島駅南口から歩いてスグの「楽寿園」です。駅近くにこんな公園があるなんて、地元の方々の憩いの場としていいですね。ただし、目的の富士山ビューポイントはありません。

[写真5]楽寿園にて

[写真6]楽寿園 小浜池にて

「楽寿園」について

楽寿園は、三島駅のすぐ南に位置する広さ約75,474平方メートルの市立公園です。明治維新で活躍した小松宮彰仁親王が明治23年に別邸として造営されたのがはじまりです。園内では、約1万年前の富士山の噴火の際流れ出た溶岩(三島溶岩流)の上に実生した樹木や、野鳥を観察することができます。

源兵衛川・水の苑緑地

続いて、楽寿園の南出口から源兵衛川沿いを散歩しました。なかなか趣のある散策路になっていますので、休日の散歩コースにはもってこいです。

[写真7]源兵衛川にて

[写真8]源兵衛川にて

[写真9]水の苑緑地にて

源兵衛川・水の苑緑地について

源兵衛川は三島駅から徒歩5分に位置する、水の都・三島を代表する清流です。川の中に木道や飛び石からなる散策路が設けられていて、せせらぎを感じながら散歩を楽しめます。

また、水の苑緑地は源兵衛川の中流部にある、トイレや水飲み場なども整備されている、約3,200平方メートルの野鳥がさえずる自然豊かな親水公園です。数ヶ所の湧水源が見られるほか、かわせみ橋やデッキ・遊歩道などより、四季折々の水辺の景観が楽しめます。

中郷温水池

源兵衛川沿いをどんどん進んでいくと、たどり着いたのが中郷温水池でした。三島駅からおよそ2.5キロほど南へ行ったところです。そこからは、富士山がとっても綺麗に見えました。

[写真10]中郷温水池にて

中郷温水池について

中郷温水池は源兵衛川の終着地で、湧水を稲作用水として水を温める池の役割をしています。周囲に植栽が施された見晴らしの良い散策コースとなっています。南端は逆さ富士が美しく映る絶好の撮影ポイントです。

伊豆パノラマパーク(碧テラス)

2日目は伊豆パノラマパークへ行ってきました。アクセスは、三島から伊豆箱根鉄道で伊豆長岡まで行き、そこからはバス。伊豆の国市役所前で下車して、徒歩3分です。

ロープウェイで急峻な山を登ると、富士山や沼津港、駿河湾が一望に見渡せる絶景が待っていました。山頂の碧テラスには水辺も設けられているので、低い姿勢から撮影すると逆さ富士も撮影することができますよ。

[写真11]伊豆パノラマパーク(碧テラス)にて

[写真12]伊豆パノラマパーク(碧テラス)にて

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ABOUT ME
いずみてつや
1963年生まれ。大阪府出身。千葉県在住。