絶景を巡る旅

11月の山中湖畔から富士山の絶景と魅力に迫る!

11月の山中湖で富士山の絶景と魅力に迫る!

11月は一年の中でも富士山の姿が変化に飛んだ月なんです。今回は、2022年11月9日〜10日の2日間で山中湖に滞在し、富士山の魅力に迫りました。

[1]変化に飛んだ富士山の勇姿

例年、11月になれば富士山はすっかり雪化粧しているはずなんですが、今年の富士山はひと味違いました。地元の方の話によると、10月の中旬に一気に冷え込んで富士山が冠雪したのですが、その後、再び暖かい気候に逆戻りしたため、すっかり雪が溶けてしまったそうです。

[写真1]山中湖交流プラザきらら前より

今年の11月上旬の富士山は、冠雪した後に雪解けした跡が残っている趣深い富士山と出会うことができました。谷筋だけ雪が溶けずに残っているのがわかります。なんだか、人間の毛細血管のようですね(笑)。

[写真2]山中湖交流プラザきらら前より

[2]富士山が作り出す雲のアート

実は、富士山と雲は密接な関係があるんです。ご存知の方も多いと思いますが、富士山の近くでは上昇気流が起きて気温が急激に下がるため雲が発生しやすいのです。その雲の形は、風の向きや強さ・温度・湿度などによってさまざまなんです。つまり、雲の形は富士山が作り出すアートなんです。だから、雲を見ているだけでも十分楽しめますよ。

今回は珍しい雲と出会うことはありませんでしたが、それでも雲アートとの出会いはまさに「一期一会」とも言うべきもの…だと思いませんか。「雲に邪魔されて富士山が見えない…」と残念がるよりも、ぜひ富士山が作り出した雲を楽しんで見てくださいね。

[写真3]白鳥浜付近より

[写真4]長池親水公園より

とは言え、真っ黒な雲に覆われて富士山が全く見えなくなる…なんてこともあるんです。こればっかりは、自然の為せる技だと受け入れるしかありません。9日の夕方はこんな感じでした。

[写真5]山中湖交流プラザきらら前より

[3]パノラマ台から望む雲海と富士山

11月、山中湖の早朝は霧が立ち込めることが多いそうです。その理由は、気温に比べて水温が温かいから。こんな時は、山中湖畔に出ても霧で富士山は見えません。10日の朝も案の定、霧が発生していました。そこで、旅館の女将さんが車でパノラマ台まで送ってくれました。霧は湖面の比較的低い所に発生しているので、高台から霧(雲海)越しに富士山が望めるからです。パノラマ台には、すでに多くのカメラマンが撮影に来ていました。私は、初めて見る雲海と富士山の幻想的な光景に圧倒されました。

[写真6]パノラマ台より

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[4]朝霧が消えてゆく映像ストーリー

パノラマ台での撮影を終えて山中湖畔に降りてくると、霧が少しずつ消えていく様子が見れました。午前6時15分ぐらいからおよそ30分ほどの間に切りが薄れていく様子を、まるで映画のシーンのように観ることができました。

その様子を10コマにしてご紹介します。ただし、撮影場所は数百メートルの近距離の間で動いていますので、周囲の近景は変化しています。

[写真7-1]山中湖交流プラザきらら前より

[写真7-2]山中湖交流プラザきらら前より

[写真7-3]山中湖交流プラザきらら前より

[写真7-4]山中湖交流プラザきらら前より

[写真7-5]山中湖交流プラザきらら前より

[写真7-6]山中湖交流プラザきらら前より

[写真7-7]山中湖交流プラザきらら前より

[写真7-8]山中湖交流プラザきらら前より

[写真7-9]山中湖交流プラザきらら前より

[写真7-10]山中湖交流プラザきらら前より

[5]紅葉と富士山のコラボレーション

11月は山中湖周辺も木々が色どり紅葉の身ごろを迎えます。そんな紅葉と富士山のコラボレーションを狙ってみました。紅葉と言えば河口湖では!?と思われる方も多いかもしれませんが、山中湖でもきれいな紅葉が見られます。観光客が少ないので、河口湖よりも落ち着いて鑑賞できますよ。

[写真8]山中湖交流プラザきらら付近より

[写真9]山中湖交流プラザきらら付近より

[写真10]山中湖交流プラザきらら付近より

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ABOUT ME
いずみてつや
1963年生まれ。大阪府出身。千葉県在住。