体験談

学童保育の指導員を体験して感じたこと!その異常な現場とは・・・!

学童保育の本来の目的

学童保育は、共働きなどで日中に家の中に保護者の方がいない家庭のために、学校が終わる午後3時頃から夕方7時頃までの時間帯に子供を預かって、宿題をしたり友達と遊んだりおやつを食べたりする場を提供するところです。対象は小学生ですが、私が働いていた職場は小学校1~3年の低学年の児童を預かっていました。[現在は高学年の生徒も預かっているようです。]

学童の一番の目的は「児童の安全を確保すること」ですから、怪我などの事故が起こらないように指導員は見守っていることが最大の役目です。また、宿題を済ませてから遊ばせるようにすることで、学校から帰ったら宿題をするという習慣をつけています。でも、教育の場ではないことから、指導員が児童に勉強を教えることはありません。過去には、勉強を教えていたこともあったようですが、間違ったことを教えることが度々あったために、私の職場では指導員が勉強を教えることはしないことが明確になっていました。

最近は民間の学童保育も増えているようですが、私が働いていたのはいわゆる行政サービスとして市町村が行っている「学童保育」です[市町村が民間団体に業務委託しているケースもあります]。民間より低料金でサービスを提供しているのですが、指導員は高齢で人数も少ないのが現状です。

学童保育で働くようになったきっかけとは?

私が学童で働くことになったのは、70代ぐらいの男性の方に就労の場として学童保育を紹介したことがきっかけでした。当時、私は定年退職後の方々に仕事を紹介する職場で働いていました。最近は、定年退職後もまだまだ元気で働きたいという人が増えている一方で、なかなか仕事に就けない人が多く、地元の行政が高齢者就労に力をいれているのです。民間企業の求人から行政サービスの求人まで、さまざまな求人を集めて仕事探しに来る高齢の人たちにご案内していたのです。そして、たまたま70代の男性が興味を示したのが地元小学校の学童保育でした。夏休みの期間だけの募集で無資格でもOKだったことから応募しやすかったのかもしれません。そして、夏休みが終わった頃に、私の職場にその男性が現れ、学童保育の仕事がとても楽しかったという話を延々と聞かされました。夏休みの最終日には、お別れ会で子供たちの歌で見送られたそうで、とても感動したそうです。その件がずーっと私の頭の中に鮮明に記憶として残っていたので、自分も一度体験してみたいとかねがね思っていたのです。

でも、私が働くことになった学童保育の職場は、その男性から聞いていたイメージとは全くかけ離れたものでした。

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学童保育の現場は異常な職場だった!?

40~50人の児童を3人で見守る!少人数体制に驚き!

学童保育の現場によって施設の大きさも違うので全国一律ではないと思いますが、私の職場では40~50人の児童が収容できる大きさの施設で、指導員は3名以上となっていました。何かイベントがある時は4~5人で対応することもありますが、基本的には最低人数の3人が原則なんです。

3人の指導員で40~50人の児童を見守るのは、実は、相当大変なんです。電話の応対、お迎えに来た父兄の応対、おやつの準備などをしながら、子供たちを見守るのです。休みの連絡がないのに来ない子供がいると父兄に電話をして確認する必要があります。子どもの危険な行為を見つけたら注意します。本読み(音読)の宿題を聴いて欲しいと言われると、聴かなければなりません。熱を出す子供がいるとベッドに寝かせて体温を測り、父兄に連絡を取って早めにお迎えに来ていただくようにお願いするのです。喧嘩が始まったり、泣き出す子供がいると、わけを聞いて仲直りできるように仲裁をします。だから、指導員3人全員で子どもたちを見守れることはほとんどありません。とにかく、猫の手も借りたいほど忙しいのです。

「見守り」の仕事は児童の「しつけ」と同レベル!?

子どもたちの中には、部屋の中で走り回ったり、取っ組み合いのレスリングごっこ!?をしたり、文房具を投げたり振り回したり、机の上にのぼったり、指導員や友達に暴力をふるったり・・・と、ひとつ間違えれば怪我をしそうな危険な行為が横行しています。注意をしても、直ぐまた始めてしまうので、いたちごっこです。

施設内のゲーム類や文房具・本などは、使っても片づけない児童が必ずいます。また、机や公共物への落書きは注意してもなくなることはありません。おやつの時間でも、はしゃぎまわったり、寝っ転がって食べたり、お菓子で遊んで床にこぼしたり・・・と行儀の悪いことは日常茶飯事です。

指導員として子どもたちを見守りながら、時には注意したり叱ったりすることは、まさに各家庭で本来なされているべき「子供のしつけ」と言えるものばかりだと日々実感していました。

もちろん、全ての子どもがそうだというわけではありません。しかし、一人の子どもがいたずらしたり行儀の悪い行為をすると、その周囲の子どもにも伝播していくのです。

指導員の注意が児童の心に届かない!?

指導員は、ある意味、その子の親代わりという気持ちで児童の様子を見守っているのですが、注意をしても全く言うことを聞いてくれない子供が少なからずいます。たまには、指導員もブチ切れて大声で怒鳴りつけるのですが、その時だけシュンとしていたり、面と向かって口応えをしたり、ふざけて注意を聞かなかったり、睨み返してきたり、完全に無視をしたり・・・と、児童の心に全く届いていないようで、虚しさだけが残ります。

ある時、一人の女子生徒が「〇〇くんは学校ではとってもいい子なのに、学童に来ると叱られるようなことばかりしているの」と話してくれました。これはあくまでも推測ですが、学童は学校と違って「通知表という評価に影響しない」「金を払って利用している(利用客である)」ということから、子どもが意識的に羽目を外して親もそれを黙認しているのかもしれません。少なくとも、学童指導員は学校の先生とは違って父兄からも子どもたちからも見下されているという印象が強くあります。

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学童の指導員ってなに!?

学校が終わって学童の施設に子供たちがやってくると、「おかえり!」と声をかけますが、「ただいま!」と返してくれる子供はほんの一握りで、残りの多くは無反応です。もう慣れましたが、最初は違和感を覚えました。

子供たちにとって学童の指導員は、どういう存在なのでしょうか?勉強を教えてくれる先生ではないし、近所のおじさん・おばさんでもないし・・・もちろん、その子供の親でもありません。

ある時、児童の父兄の一人から本部に「先日、子供を迎えに行ったとき、誰も見送りしてくれなかった」というクレームが入ったことで、なんとなく指導員の立場が見えてきたように思います。つまり、学童保育の指導員と利用者は、レストランの「店員とお客さん」と同じような関係で見られているのだと思ったのです。きっと、「お金を払って利用してあげているのに、見送りの挨拶すらないのはけしからん!」という気持でクレームをつけてきたのでしょう。そういう親の考え方は、その子供たちにも伝わりますから、子供たちも心のどこかで指導員をお店の店員と同じように見下しているのかもしれません。

また、ある時は何度注意しても聞いてくれなかったので、つい「言うことを聞いてくれないとおやつ食べれないよ!」と注意すると、「いいよ。その代わりおやつ代かえしてよね」と言うのです。子どもたちは、学童を利用することやそこでおやつを食べることに親がお金を払っていることを知っているのです。やはり、学童の指導員はその子どもにとってレストランの店員レベルでしかなかったのです。一種のカスタマーハラスメントに近いようにも思えます。

利用者がルールー守らない時は辞めていただくということができれば対等な関係になれるのですが、児童が学童保育を辞めさせられたという事例は私の知る限りありませんでした。

注意を聞かない児童の行動が伝播する

何度注意しても危険な行為をしたり、他の児童への迷惑行為をする児童は、一人いると周囲に伝わっていくことが往々にしてあります。宿題のノートを机の上に広げていても、一人が遊び始めると隣の児童もつられて遊び始めます。おやつの時間に遊び始めると、近くの児童も面白がって真似をします。宿題をしていたりおやつを食べていたはずなのに、いつの間にか部屋の中でおいかけっこやレスリングごっこが始まるのです。

ルールを守らない児童が一人いると、真面目な児童まで巻き込んでしまう・・・それが子どもの社会なのかもしれません。だから、注意する指導員の側も根気よく取り組まなければならないのです。同じことを何度も注意するのが嫌になることもありますが、そこでへこたれて注意せずにいると、子どもたちの行動規範やモラルがどんどん低下していくのです。

ルールを守らない児童を辞めさせることができない!?

学童保育を利用する家庭にとって、入所時の約束事はいろいろあります。その中に、学童内のルールを守らないと入所許可を取り消すということが記載されていますが、どうやらこの文言は形式的であって、よっぽどのことが無い限り基本は何をやっても入所が取り消されることはないというのが実態のように思います。

実際に、児童が指導員に暴力をふるったケース、指導員や他の児童に怪我をさせたケース、学童内の設備を壊したケース、指導員に何度も注意されているにもかかわらずルールを守らないケースはいくらでもありますが、その児童の父兄には何のお咎めもありません。もちろん、入所許可が取り消されることもありません。指導員や他の児童に怪我をさせた時は、その児童の親に伝えますがひと言も謝罪の言葉がないこともあります。大勢の子供が過ごしている空間では、そのぐらいのことは当然だと思っているのかもしれません。

本来なら、児童とその父兄、そして指導員を含めた三者で話し合いをして、児童の様子を伝えて改善を求めたり改善策を一緒に考えたりすることが必要なのでしょうが、数名で40~50名の児童を見守っているなかで、そんなことをしている時間がありません。また、児童の父母が迎えに来ずに、友だちの父兄や習い事をする教室の先生、近所の人、お迎えのために雇われた人などが迎えに来ることも多く、子どもの様子を伝える術がないという家庭も少なくありません。

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最低限のルールが守られないと安全は確保できない

子供たちが、危険行為をしないこと、指導員にウソをつかないこと、学童内のルールを守ること、注意されたら反省して二度としないことなどが徹底されないと、40~50人の児童を3人程度の指導員で見守り、児童の安全を確保することは難しいと思います。

危険な行為を事前に察知して100%とめることは不可能ですし、平気な顔をしてウソをつかれるとそれを信じて間違った判断をしてしまいます。

是正されるべきは児童の親!?

学童で他の児童や指導員に怪我をさせたり迷惑をかける児童は指導員から叱られますが、本当に叱られるべきなのはその児童の親だと思います。お家の中で走り回ったり、机の上にのぼったり、動き回りながら食事をしたり・・・ということを由としている家庭はないと思います。また、遊んだ玩具は当然片づけさせるでしょう。

学童でも、それは同じであるはずです。学童で同じことができないということは、親の子供へのしつけが出来ていないということです。平気でウソをついたり、言葉の暴力をふるったり・・・。相手の心の痛みを理解できる子育てをしっかりとして欲しいものです。

入所した児童は学童のルールを守る義務があります。そして、その児童の親には、自分の子供に学童のルールを守らせる義務があるはずです。権利を主張するためには、まず、義務を果たすこと。これは、社会の常識であるはずです。その常識がわからない家庭の児童は、退所していただくしかない・・・と個人的には思うのですが、そうもいかないのが現実です。

学童は子育て軽視の温床になっている

学童保育の利用者は、しっかりしつけが出来ていて、他の児童や指導員に迷惑をかけないで集団生活ができる児童のご家庭だけが利用できるようになれば、共働きであることを理由に子供のしつけの手を抜くことはなくなるのではないかと思います。つまり、「家を留守にして働きに出たいのなら、しっかり自分の子供をしつけてから働きに出なさい」と言えるような社会の仕組みです。

「放っておいても子供は育つ」と思っている家庭、甘やかして子供を育てている家庭、そもそも子供に愛情を注いでいない家庭が多いのではないかと、最近、つくづく案じています。中には、子育てをしたくないから、学童に子供を預けるためにパートの仕事を始めたという親がいることも人づてに聞いたことがあります。

学童には、一度も親が迎えに来ない児童が何人もいます。家政婦さんやご近所の父兄が迎えに来るのです。自分の子供に対して愛情を示さない父兄の信じられない言葉を聞くこともしばしばあります。家庭で虐待をうけているのではないかと心配な児童もいます。

そんな児童を他の児童と同じようにあたりまえのように入所させて学童で見守り保育をすることが、本当にその児童にとって良い事なのでしょうか。学童保育は、子供への愛情が希薄な親、子育てを投げ出したい親、子供より仕事の方が大事な親にとって、とても便利な受け皿になっているようで、悲しい気持ちになります。

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でも、そんな学童体験で思い出に残る楽しいひとときも・・・

子どもたちが目を丸くしていきいきとした表情を見せてくれる時があります。それは、年に数回の楽しいイベントの時です。私が働いていた学童では、クリスマス、春休み・夏休みのお楽しみ会、春の遠足など、年に数回のイベントを行っていました。そういうイベントの時には指導員の人数も多いので、時には子どもたちと一緒になって遊ぶこともあります。子どもたちにとっては子ども同士で遊ぶだけではなく、大人と遊ぶことも楽しいようです。お家でご両親と遊んでもらえない子どもたちも少なくないように感じます。

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学童保育の指導員を経験して見えてきたもの

私は学童保育の指導員を約1年半経験したことで、今まで見えていなかったものが見えてきたように思います。例えば・・・

  • 自分の子供が悪いことをしても注意したり叱ったりしない家庭もあるんだということ。
  • 親は自分の子供の涙に弱いということ。
  • 正しい「しつけ」を受けていない子どもが少なくないこと。

これは学童保育の現場だけではなく、普段の生活の中でもよく目にすることです。エレベーターのドアが開くと子供が飛び乗ってきておじいさんとぶつかりそうになってハッとしたことがありましたが、その子どもの親は注意せず謝罪もせず苦笑いをしていました。この親はどんな気持ちでいるのでしょうか?「まだ子供なんだから大目に見てね」って思っているのかもしれません。

自分の子供には甘い親が多いと同時に、他人の子供に対しても甘い大人が多いように思います。「子供だから何をしてもしかたがない」「他人の子どもだから・・・」という変な寛容性が社会に蔓延しているように感じます。私がこういう気持ちを持つようになったのは、学童の仕事をするようになってからです。個人的に思うことは、「子供だから仕方がない・・・のではなく、良いこと・悪いことをきちんと大人が子供に教える義務があるのではないか」ということです。

この「しつけ」に関しては、社会のなかに「各家庭のしつけに口を出してはいけない」という不文律のようなものが存在しているように感じます。この不文律が社会に存在する限り、犯罪や非行がなくならないのだろうと思います。

また、子どもたちが親の共働きの犠牲になっているような気がします。でも、もしかしたら、自分のやりたいことができないという意味で「自分の人生が子育ての犠牲になっている」と思っている親もいるかもしれません。例えば、学童保育に一度も親が迎えに来ない家庭があります。お迎えのために雇われたアルバイトの人が迎えに来たり、お友達の親が迎えに来るのです。余程、仕事が忙しいのでしょう。また、自分の子供を迎えに来ても、子供の様子に無関心な親もいます。

また、市の行政は、学童保育の事業には無関心だと感じました。なぜなら、私が学童の仕事を1年半の間勤務していた間に一度も現場でお会いすることはありませんでした。市の行政の方々には、保育園の待機児童が問題となっていたように、これからは公立の学童クラブの待機児童が問題となる可能性を認識してもらいたいと思うのです。学童保育の指導員不足の原因は、これまでお伝えしてきたような現場での諸問題が影響して、働き手が定着しないからだと思います。

今の私たちの社会は、子供たちを正しく育てることではなく、如何にして子育ての負担を減らすかということに主眼をおいた「子育て支援」ばかりしているのではないかと感じてなりません。そのツケがこれからいろんな形を変えて社会問題化することを危惧してなりません。

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今後の学童保育の現場に望むこと

学童保育で働いた経験から、今後の学童保育に望むことは以下の点です。

1.指導員の人数を増やして欲しい

私が経験した学童保育の現場では、児童10〜15人に対して指導員1人という比率になっていました。指導員の人数が利用料金に直結するので公的な学童保育では料金を低く抑えるためにも指導員は最低限の人数にせざるを得ないのだろうと思います。しかし、40〜50人のクラスに指導員3人ではすべての児童を見守ることは困難です。

私が想定している理想のイメージは、例えば児童40人程度に対して指導員8〜10人程度です。うち2名は有資格者でリーダー的な役割を担い、残りの6〜8名は無資格者で構成されます。指導員がこのぐらいの人数であれば、子どもたちが5〜7名ずつぐらいでグループに分かれて勉強したり遊んだりしていても、それぞれのグループに大人が1人ずつ付いて子どもたちの様子を身近に見守ることができます。

子どもたちが危ないこと、意地悪なこと、行儀の悪いこと、学童のルールに反することなどをした時に、即座に注意することができるのです。また、1〜2名の指導員はフリーになって電話対応・事務対応・保護者対応・指導員へのOJT指導などを行うことができます。

2.指導員の研修やOJTの充実

学童指導員の初心者がスムーズに現場で仕事を始められるように、最低限の基礎知識を習得するカリキュラムが必要だと思います。特に、子供との接し方や注意する時の言葉遣いなどを学ぶ機会が必要です。怪我や事故を無くすためにどんなことに注意する必要があるのか、子どもたちが喧嘩したり揉め事を起こした時にどのように仲裁すればいいのか、意地悪な言動・言葉の暴力に対してどう対処するべきかなど、学童保育の仕事を初めて経験する際に、基本となる行動を学んでおくことが望ましいのです。

ある子どもの行為に対して指導員の対応に格差が生じると、子どもにとっては怖い先生と優しい先生という差が生まれてしまいます。1日の業務が終わるたびにその日の出来事に対して誰がどういう対処をしたのか、もっと良い対処方法はなかったのか等を指導員たちが議論して見守り指導のレベルを高めていけるような環境が必要です。あるいは、指導員の行動に対してその都度リーダー指導員がアドバイスできる体制を構築しておくことが望ましいと思います。

3.指導員とご父兄との密なコミニュケーション

指導員が数名の場合、ご父兄がお迎えに来た時にその日の出来事についてコミニュケーションをとる時間がなかなかとれないのが実情です。フリーの指導員が常に1〜2名いれば、その日のうちにご父兄との密なコミニュケーションをとることができるようになると思います。

また、アルバイトの方やママ友がお迎えにくる場合には、その日の出来事をお伝えすることができません。児童に対して保護責任を負っている両親・祖父母に必ず迎えに来てもらうようにして欲しいものです。

4.指導員と利用者の対等な関係性の確保・信頼関係の醸成

利用者と指導員が対等な関係性であることは当然のことですが、これがなかなか難しくて根深い問題であるように思います。やはり、利用者が守るべき最低限のルールを明確にして、それに抵触した場合には利用許可を取り消すということを実行に移すことで、対等な関係を取り戻す必要があると思います。

とは言っても、やはり指導員と利用者の間の信頼関係を醸成していくことが一番重要であることは言うまでもありません。

最後に・・・ひと言

私は、学童クラブ支援員の仕事を約1年半務めて辞めました。どんな職場にも、改善すべき点がないような完璧な職場なんてないことは重々承知しています。しかし、いくら問題点を指摘しても全く改善の糸口すら見えない職場に落胆したというのが、正直な気持ちです。

そうは言っても、学童の仕事を経験したことで、私にとって地域の子どもたちを見る目が少し変わってきたように感じることがあります。そして、報道で「いじめ」や「自殺」などの事件に耳にするたびに、今までにはなかった悲しみや怒りに似た思いが湧いてくるのです。その内容は下記の記事に記載しました。

>> 教育現場のあるべき姿とは?学童保育の仕事を体験したからわかったこと!

結果的に、私は約1年半で学童保育の指導員の仕事を辞めました。その理由は、下記の記事に記載しました。

>> 私が学童保育の指導員の仕事を辞めた理由

[お断り]

以上の内容は、私が学童保育の現場で体験してことをベースにまとめたものです。世の中の全ての学童保育がこういう状況だというわけではありません。

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ABOUT ME
いずみてつや
1963年生まれ。大阪府出身。千葉県在住。