絶景を巡る旅

日本のウユニ塩湖ってホント!?江川海岸の絶景を撮りに行くと…!

日本のウユニ塩湖!?江川海岸へ

今回の絶景の旅は、千葉県木更津市の江川海岸へ行くことにした。実は、江川海岸は数年前までは「日本のウユニ塩湖」と話題になり、多くのカメラマンが殺到したという絶景ポイントなのだ。しかし、ここ数年はほとんどニュースや話題になっていない。

ウユニ塩湖と言えば、南米のボリビアにある世界有数の絶景ポイントで、アンデス山脈に囲まれる標高3,700m級の場所に広がる広大な塩の大地。見渡す限り真っ白な神秘的な大地は雨が降ると大地に薄い膜を張り、「天空の鏡」となって青空や雲や人を映し出すのだ。

一方、江川海岸は「内房」と呼ばれる房総半島の西側にある遠浅のエリアで、潮干狩りで有名な行楽地でもある。そんな江川海岸がウユニ塩湖のような絶景になるというのだ。そして、もうひとつの特徴は、幻想的な海の中に立つ海中電柱だ。しかし、この電柱は2019年に撤去されたらしい。ひょっとしたら、海中電柱がなくなったことが原因で人気が廃れてしまったのか!?

ともかく、一度足を運んでこの目で確かめてみたい…、もちろん今もウユニ塩湖のような絶景に出会えるのなら見てみたい…という思いで、江川海岸へ向かった。

2月の江川海岸でウユニ塩湖のような絶景には出会えず

私が江川海岸に向かったのは、2022年2月1日。当日は快晴。しかし、残念ながら夕方から風が強まってきた。

潮干狩りのシーズンはまだ始まっていないため、駐車場の入り口はロープがかかっていた。漁港のおじさんらしき人に聞いて、徒歩で入ることを条件に駐車場の中に入らせてもらった。

この日に木更津エリアの潮位は、11時05分 干潮 104cm、16時24分 満潮 184cmとなっていた。私が江川海岸に到着したのは13時半頃だったので、干潮時刻をすぎて潮が満ち始めているとき。砂浜は全く見えず、腰まで水に浸かって釣りをしている人がいたので、おそらく水深は1mぐらいだろう。そして、肝心の「ウユニ塩湖のような絶景」は見れなかった。

[写真1]午後1時半頃。潮を満ち始めており砂浜は見えず。この辺りがシーズン中は潮干狩りの場所になると思われます。

[写真2]シーズンオフということもあり、私以外は誰もいない潮干狩り会場。周囲は海に落下しないように柵が建てられています。

一度、江川海岸から離れて、夕方もう一度訪れた。もちろん、ウユニ塩湖のような絶景を期待していたのではなく、夕陽と富士山を見るため。日没は17時7分。日没の少し前ぐらいから徐々に富士山が姿を現し、なかなかの眺めだった。さらに、対岸の川崎工業地帯がけっこうよく見える。煙突からは煙を吐き出していて、普段は見れないような景色だった。

[写真3]夕陽の左側には対岸の川崎工業地帯が見えます。

[写真4]日没の直前の様子。富士山がうっすら姿を現しました。

[写真5]日没後の空が焼けて、富士山がより鮮明になってきました。

江川海岸でウユニ塩湖のような絶景は見れるのか?

この疑問に対する答えは出なかった。今回の旅ではウユニ塩湖のような絶景を見ることはできなかったが、このエリアの潮位を事前に調べて、砂浜に潮が満ち始める時刻に来れば、見ることができるかもしれない。さらに、晴天で風が少ないという気候条件にも恵まれないと見れないだろう。そういう点では、難易度は高そうだ。

[ご参考]江川海岸へのアクセス

今回は、JR内房線 巌根駅で下車し、タクシーで10分程度で到着しました。地図上では、駅から4キロ程度ありますので徒歩なら50分〜1時間程度かかります。海上自衛隊の基地の北側を通って海岸に出るコースとなります。

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ABOUT ME
いずみてつや
1963年生まれ。大阪府出身。千葉県在住。