絶景を巡る旅

日が立ち昇る駅舎・日立駅で朝日の絶景シーンを見に行ってきた!

世界で最も美しい駅舎・日立駅

茨城県北部に位置するJR常磐線・日立駅は、2014年国際デザインコンペティション「ブルネル賞駅舎部門」で優秀賞を受賞。つまり、世界で最も美しい駅舎のひとつという称号を得た素晴らしい駅なんです。

日立市出身の世界的建築家・妹島和世氏のデザイン監修のもとに設計された駅舎は、ガラス張りで駅舎内から太平洋の海原が一望できます。そして、東向きに開かれた広い海原から朝日が立ち昇る様子は、かつて水戸黄門が称賛したことも頷ける美しい景色なのです。

実は、私もこの日立駅に来るまでは知らなかったのですが、「日立」という地名の由来は、水戸藩二代目藩主の水戸光圀公がこの地を訪れた時、「日の立ち昇るところ領内一」と言って朝日の美しさを絶賛したことが理由なんだそうです。400年近く前に水戸光圀公が見たのと同じ朝日を拝めるということがとても感慨深いですね。

ということで、2023年5月9日・10日の一泊二日で茨城県の日立へ行ってきました。

絶景をめぐる旅・日立へ

1日目

旅の1日目は日立駅に降り立ち、駅の周辺を散策しました。とは言っても、まずは日立駅の駅舎をじっくりと拝見しました。ガラス張りのモダンな駅舎はとっても素敵です。特に、東側の太平洋に向けて突き出た部分は、天井から床までガラス張りになっていて、開放感は半端じゃありません。また、カフェもあるのでコーヒーを飲みながら太平洋が一望できるのも嬉しいですね。すぐ近くには、今流行りの「駅ピアノ」もあり、時折通りすがりの人がピアノを弾く音色が駅舎内に響きます。

次に、駅舎を出て海岸沿いを散策しました。海岸線沿いには国道6号線のバイパスが走っています。太平洋の波は荒く、時折、ザッブーン!という波の音が聞こえます。

[写真1]日立駅の改札出口付近から見る海側の風景

ガラス張りの駅舎が海側に突き出しています。一番の特等席となる場所はカフェになっています。手前は駅前のロータリーと駐車場です。

[写真2]日立駅東側の線路沿いの歩道から見る駅舎

[写真3]駅舎の海側からの風景

日立駅の東側は太平洋が広がり、海岸線には国道6号線日立バイパスが走っています。春のマラソン大会では、このバイパス道路がコースの一部になっています。

[写真4]日立駅近くの海岸線にて

日立駅近くを散策中に海岸の波打ち際に降りてみました。すぐそばをバイパスが通っています。

2日目

2日目は早起きして駅舎へ向かいました。日の出時刻は4時35分なので、4時頃に駅舎に到着し、早速、写真を撮り始めました。水平線がオレンジ色に色づき始めています。この時季は夏至に近いため、日の出の位置はやや北の方角になります。

いよいよ日の出です。イッキに明るくなります。30分もすると太陽も随分高くまで昇った感じがします。駅舎内も朝日の色に染められていきます。本当に「ここから眺める日の出は領内一じゃのう!」と水戸黄門になったような気分で日の出シーンを満喫しました。日の出はもちろん美しいですが、この駅舎は本当に素晴らしいですね。

[写真5]日立駅舎内、日の出の35分前

[写真6]日立駅舎内、日の出の直後

[写真7]日立駅の外から、日の出の直後

[写真8]日立駅舎内、日の出から約20分後

[写真9]日立駅舎内、日の出から約30分後

[写真10]日立駅の外から、日の出から約30分

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ABOUT ME
いずみてつや
1963年生まれ。大阪府出身。千葉県在住。