山中湖ロードレースに初出場
世界文化遺産「富士山」に最も近い湖・山中湖の湖畔を走る「山中湖ロードレース」は、市民ランナーの憧れの大会です。
約2年前から富士山の魅力に取り憑かれてしまった私は、山中湖、河口湖、花の都公園、精進湖、田貫湖など富士山の絶景スポットへ足繁く通っています。その一方で、ハーフマラソンも2時間前後で走り切ることができるようになり、ようやく念願の「山中湖ロードレース」に出場することにしたのです。
今回のハーフマラソンでは2時間を切りたいという目標もありますが、それ以上に富士山の絶景を望みながら2時間のランを存分に楽しみたい…と思っています。あとは、天候に恵まれることを祈るだけです。
第43回スポニチ山中湖ロードレースの概要
- 大会名 第43回スポニチ山中湖ロードレース
- 開催日 2023年5月28日（日）
- 開催地 山梨県山中湖村
- 会 場 山中湖中学校
- 種 目 ハーフマラソン、山中湖1周（13.6km）
- 参加人数 10,000人
- スタート時間 ハーフ 9時15分、山中湖1周 9時30分
- 概 要 フラットな山中湖畔を駆け抜けるマラソン大会
〜山中湖ロードレースの魅力〜
富士山の眺望が楽しめる
山中湖は富士山の最も近い湖です。その1周は約13キロ。山中湖の西側に富士山があるため、湖の東側から北側にかけての湖畔からは雄大な富士山が望めます。
新緑の季節の大会
5月下旬に開催されるこの大会では、新緑があふれる心地よい季節を感じながらランニングを楽しむことができます。
フラットで走りやすいコース
若干の坂はありますが、おおむねフラットな湖畔のコースなので、とても走りやすいです。大会中は交通規制されます。
その他
- レース後は豚汁の無料サービス
- 山中湖班は宿泊施設が豊富なので遠方からも参加しやすい
- 大会当日のバスツアーあり
参加賞のTシャツ
5月中旬に参加賞のTシャツが送られてきました。富士山のデザインがあり、めっちゃカッコいいTシャツです。
＜前＞
＜後ろ＞
大会当日の概況・完走記
前日に山中湖 平野湖畔に宿泊。翌日のレースに備えて、ゆっくり過ごしました。
当日は5時半に起床、6時に朝食をとり、食後に湖畔を散歩しました。天候に恵まれ、富士山も綺麗に見えました。暑くもなく寒くもなく、まさにマラソン日和です。
山中湖交流プラザの駐車場からシャトルバスに乗って、大会会場へ。7時半に到着。着替え、トイレを済ませ、準備運動をしながら時間を待ち、スタート地点へ。約8千人が参加するそうです。ただし、ハーフマラソンは2600人程度。山中湖1周は、その倍以上のランナーが参加するのだとか。ハーフのほうが少ないのは意外だったようです。
9時15分、ハーフマラソンがスタート。富士山に背を向ける形でスタートしました。スタート直後から、いつもと違い息があがってしまいました。ひょっとしたら、標高1000mという環境で酸素が薄いのかもしれません。こんなに違うものなのか！？それとも、体調があまりよくないのか？とにかく、無理にスピードをあげずに、戦半は楽に走ることを心がけました。1キロ6分弱ぐらいのペースです。
スタートから7キロ前後。コース内で一番の登り坂があります。この坂を登りきると、下りに入ってまもなくして視界が広がり、雄大な富士山が現れます。感動して、鳥肌が立ちました。なんという贅沢なマラソンコースなんでしょう。富士山を見ながら走る3〜4キロは、このマラソンの最高の醍醐味です。調子も徐々にあがってきました。
ところが、14キロ付近から腰に痛みが出てきました。前日の夜から腰痛が出ていたのですが、ストレッチを念入りにした、走る前にタオルで腰を縛ってサポーター替わりにしていたのですが、ここへ来て痛み始めたのです。スピードが少しずつ落ちていくのがわかりましたがやむを得ません。タイムよりランを楽しむことに気持ちを切り替えるしかありません。
17キロ手前で折返し。折り返した途端、目の前に富士山が現れました。これはすごい眺めです。山中湖1周ではなく、ハーフマラソンにして良かったと思う瞬間でした。最後に中学校へ向かう登り坂を走っていくと、「おかえり」という垂れ幕が目に入り、感激して少し目がうるっとしました。そして、ゴール。手元の時計では、2時間9分ぐらいでした。2時間切りは達成できませんでしたが、富士山の絶景を眺めながらのマラソンは最高でした。走った後の豚汁は具がたっぷり入っていて、とても美味しかったです。
この日の午後2時頃に撮った富士山です。
