コロナ禍で50代オトコのおうち料理三昧！

きっかけは、緊急事態宣言の発令でした。

もともと自営業でノートパソコンさえあれば仕事ができるという状況だった私は、緊急事態宣言が出されても仕事にはさほど影響はないだろうと高をくくっていたのですが・・・。

気分転換に近所の喫茶店で仕事をしようと思っても、お店は営業していません。時々ランチをするご贔屓のお店もやっていません。つまりは、1日3食すべて家で食事をするようになりました。

気晴らしに散歩に出かけても人通りは少なく閑散としていて、気分が晴れません。テレビをつけてもコロナ関連の報道ばかり。テレビ局も番組制作ができずに、再放送ばかりになっていきました。毎日が単調な日々となり、一日がとても長く感じるようになりました。

日常の生活の中で何か楽しいことを作らないと、気分が滅入るばかり！そう思った私は、週3回と決めてオトコの手料理を作ることにしました。

初めてみると、これがけっこう楽しくて気分転換になるんです。また、我が家は妻と二人暮らしなので、当然二人分の食事を作るわけですが、妻にも喜ばれています。最初から完璧に上手くできるわけではありませんが、それがまた、「もっと上達したい！」という意欲に火がつくというわけです。

今では、すっかり「そば打ち」「手作りピザ」「お好み焼き」の腕をあげることができました。そば打ちはしばらくお休みしていますが、ピザとお好み焼きは4〜5ヶ月続いています。

そんな50代オトコの料理三昧の様子を少しご紹介させていただきます。

5〜6年前に「うどん麺打ち」を習った私は、いずれは「そば打ち」も習ってみたいと思っていました。その願いがようやく昨年叶ったのです。自宅から電車でひと駅という近場の手打ちそばのお店で「そば打ち教室」をしていることを知ったのです。

早速、そのお店にそばを食べに行って美味しかったので、「そば打ち教室」の内容を詳しく聞き、早々に申し込んで「そば打ち」を習ったのです。それからは、月1回程度は自宅でそばを打つようになっていました。

手打ちそばの良い点は、見栄えが多少悪くても「打ちたて＆茹でたて」のそばは、素人が作ってもそれなりに美味しいということです。また、うどんと違って寝かせる必要がないので、打ちはじめて30分ぐらいで食べられるのです。とは言え、慣れるまでは40〜50分かかりました。

そこで、コロナの自粛生活を余儀なくされているのをいい機会として、週一回ペースでそば打ちを練習して一気に上達しようと考えたのです。

こうして毎週水曜日の我が家のお昼ごはんは、「手打ちそば」が定着したのですが、2ヶ月も続くと飽きてきて、頻度が減っていきました。そのうえ、7月の暑い日に打ったそばが大失敗だったため、それ以来しばらくそば打ちは行っていません。

「そば」って水加減がとっても難しいのです。暑くて湿度の高い季節は特に水加減が難しく、その水加減に失敗してしまったのです。茹で上がったそばは、細切れ状態になってしまったのです。涼しくなったら、月一回ペースぐらいで再開したいとは思っています。

＜自宅でのそば打ちの様子＞

金曜日はお好み焼きの日と決めて、毎週、ホットプレートで私が焼いています。ある時、コロナ禍のテレビ番組で広島風お好み焼きの焼き方を放送していたのを観てからは、広島風で焼くようになりました。

広島風お好み焼きの特徴は、小麦粉を溶いた生地だけをクレープのように焼き、その上にキャベツをたっぷり乗せ、豚バラ肉を乗せてさらにキャベツを山盛りにします。それをひっくり返して焼きそば用のそばの上に乗せ、卵を割って下に敷き、全体をもう一度ひっくり返すと出来上がり。

口で説明するのは簡単ですが、けっこう難しいです。キャベツが山盛り状態のものをひっくり返すのに失敗すると、テーブルの上がキャベツまみれになります（笑）。焼きが浅いと生地が破れることもあります。

毎週のように広島風お好み焼きを焼くようになって、今ではずいぶん上達しました。コツは、千切りキャベツと豚バラ肉をミルフィーユ状に蒸し焼きにすることなんです。

そして、毎週日曜日は手作りピザを作っています。ピザの日は朝食のあとに、生地だけこねておきます。材料は、強力粉・塩・ドライイースト・水。これだけを計量してこねるだけです。そして、団子状態にしたらラップして寝かせておくのです。

お昼の支度をする時に、この団子状態のものを平らな丸形に伸ばしてから、その日その日でさまざまな具材を乗せてオーブンレンジで12分ほど焼けば出来上がりです。どんな具材でもピザに合うので、ピザが一番飽きないで楽しめます。次はどんな具材で試してみようか…と考えるのも楽しみのひとつです。

＜自宅で焼き上がった手作りピザ＞

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