50代から働き方を変えてみた!
私は、50代から働き方を変えました。こんな風に言うとカッコ良く聞こえますが、決してカッコ良くはありません。正直なところ、転職に失敗した結果のあり様なのです。
でも、結果オーライなんです!
今では、脱サラして自営業を行う一方で、アルバイトもかけもちで行っていて、毎日が充実しているからです。
やりたくないことを我慢してやり続けるということがなくなったことでストレスから解放され、興味のあることに時間を費やすことができるようになったことが、何よりもよかったことだと思っています。
こんな生活が送れるようになったのも、転職に失敗したおかげです。ちょっと変かな!?でも、本当にそうなんです!(笑)
私が、なぜ転職したのか?そして、どのような失敗を経験したのか?それは、また改めて紹介するとして、今は、ネット上でサイトを運営しながら広告収入を得るという広告代理業(自営業)を本業としています。
そうは言っても、28年間勤めた会社を退職してから今までの約4年半は、紆余曲折があり決して平坦な道のりではありませんでした。しかし、自分で決めた道なので後戻りしたり後悔したりすることなく、決断・実行・立ち止まって考える・・・と言ったことの繰り返しでここまで来ました。
今から思うと、そんな試行錯誤の4年半で少しでも前進できたのは、「自分がどんな人間か?」ということが分かってきたことかもしれません。
それまでは、死に物狂いで働いてきたので、自分自身を見つめ直すということがほとんどなかった人生だったように思います。ところが、いざ会社を辞めて「自由」という羽根が背中に生えた途端、どこに飛んでいけば良いのかわからなくなってしまったのです。
それでも、いろんな所へ飛んで行って自分を試してみましたが、飛んで行っては挫折という繰り返しの果てに、最終的に辿り着いた場所、言い換えると最終的な自分の「働き方」「生き方」は、サラリーマン(勤め人)ではないと悟ったのです。こうして、私は自営業を始めるに至ったのです。
普通の人は60歳とか65歳で定年退職を迎え、それから第二の人生が始まるという人が大半だと思いますが、私の場合は自分から長年勤めた会社を辞めて普通の人より10年から15年も早く第二の人生を模索し始めたことになります。そのことが、かえって良かったのではないかと思っています。
働き方を変えて良かったこと
時間の使い方が変わった!
サラリーマン時代は、「企業戦士」と言えばやや大げさになりますが、早朝から深夜まで働き、休日出勤もあたりまえのような生活が続いていました。仕事している以外の時間は、寝ているか食事しているか・・・という感じの生活でした。
しかし、今では仕事・健康作り・趣味・家族団欒というバランスの良い時間の使い方が出来るようになりました。また、仕事と言っても押し付けられたり自分の意志に反するような仕事はありませんので、忙しい時もまったくストレスを感じることがありません。それどころか、頑張った成果・頑張らなかった負の成果はすべて自分に跳ね返ってくるわけなので、「やりがい」や「充実感」が感じられるのです。
興味のあることが仕事になる!?
「食」に関しては若い頃から自分にとっては興味の高い分野でした。美味しいものならちょっとぐらい高価なものでも食べたいという気持ちが強いだけでなく、自分で作ってみたいということから料理や家庭菜園もやっています。また、年をとるにつれて「健康」「体にいいこと」という分野も興味のあるテーマです。
その他、若い頃にはあまり興味を示さなかった「自然」「防災」「平和」「スポーツ」「福祉」「ファッション」などのニュースや報道番組にも興味が湧いてくるようになり、知的好奇心が自分の中からふつふつと湧き上がってくるように感じています。
そんな興味のあるテーマに触れる時間的なゆとりが持てるようになったということが背景にあるからなのですが、年をとっても世の中の出来事に興味がなくなることはありません。それどころか、興味は広がっていく一方なのです。そして、そんな興味のあるテーマでサイトを運営することで、興味のあることが仕事になっていくという楽しさがあるのです。
マイペースで!
一人でコツコツとやっている「自営業」なので、休みたい時は休み、ヤル気になった時は夜遅くまで仕事をするというスタイルでマイペースで働いています。
睡眠時間やウォーキングなどの健康作りにも気を配り、疲れを溜め込んだり睡眠不足にならないように注意しながら、生活のリズムを作るようにしています。
アルバイトで地域社会との交流も!
週3~4日、1日4~5時間のアルバイトは、自営業だけをしている生活に比べて、気晴らしになり、体を動かしたり声をだしたり、職場の同僚と楽しく交わったりすることで、毎日の生活に張り合いをもたらしてくれます。
アルバイトのひとつ目は、地域の高齢者に働く場(仕事)を案内する仕事に携わっていました。そして、現在は地元の小学校に併設されている学童クラブで、指導員として子供たちの見守りの仕事をしています。いずれも、地域社会に貢献することができるという点で誇りの持てる仕事です。
いよいよ、人生後半戦が始まった!
私の「人生後半戦」は、始まったばかりです。そして、これからも試行錯誤しながら進んでいくだろうと思います。でも、とりあえず生活のベースが整ったという点で不安はなくなりました。
自分がこれからどんな事に興味を持ち、どんな事にチャレンジしていくのか?それは、私にもまだわかりません。ただ、制約を受けるものは何もありません。
自分の興味が持てるものに出会い、自分の「やってみたい」という意志があれば、何でもできるのです。そんな「自由」を得られた喜びを噛み締めています。
最初はそんな「自由」に戸惑いどうしてよいかわからない自分がいましたが、今では自分を見つめ直し自分のことが少し解ってきて、「自由」を楽しめるようになってきたことに日々喜びを感じています。