精進湖の魅力とは？
精進湖は富士五湖の中で一番小さい湖です。マイカーがない私にとってはアクセスするのにもやや不便ですが、河口湖駅から1日6本のバスが出ています。精進湖からは富士山が南東の方角に見えることから、冬の季節に日の出を撮影するカメラマンが多いようです。
富士山のビューポイントとして精進湖の魅力は以下のとおりです。
［1］子抱き富士の撮影ポイント
精進湖から望む富士山は手前に大室山が見え、まるで富士山（親）が大室山（子供）を抱えているように見えることから「子抱き富士」と言われ、富士山の写真愛好家たちからも好まれているのです。
ちなみに、おすすめの撮影ポイントは「他手合浜」です。
［2］逆さ富士が撮影しやすい
富士山の姿が湖の水面に映って逆さに見える「逆さ富士」は、富士五湖のあちこちで見ることができますが、その中でも精進湖は波が少ない穏やかな湖なので、最も美しい逆さ富士を見ることができると言われています。
［3］手つかずの自然美が残る
精進湖は富士山世界文化遺産の構成資産となっており、これまで観光地としてあまり開発されてこなかったために、手つかずの自然が残る湖です。明治28年に日本人に帰化したイギリス人のハリー・スチュワート・ホイットウォーズ［和名・星野芳春］が富士山を最も美しく望める場所を探し求め続け、辿り着いたのがこの精進湖だと言われています。星野氏は精進湖を「東洋のスイス」と紹介したことで外国人からも人気の観光スポットとなりました。
いざ、精進湖へ！
子抱き富士＆逆さ富士を見に行こうと、晴天の日を狙って2021年12月5日〜6日の一泊二日の計画で精進湖へ向かいました。宿を予約したのは前日の12月4日でした。
宿泊地はビューポイント「他手合浜」のすぐ前
精進湖の富士山ビューポイントとして知られる「他手合浜」。そのすぐ前には、山田屋ホテル、精進マウントホテル、ふじみ荘の3軒の宿泊施設があります。私は、精進マウントホテルを予約しました。近くには食事ができる施設やコンビニなどもまったくないので、夕食・朝食付きで予約。
当日は日曜日で他の宿泊者はなし。私は5階の部屋に通され、ベランダからは精進湖と富士山が一望できるという最高のお部屋に泊まれました。
あいにくの天候に・・・
河口湖駅からバスに乗って精進湖へ。他手合浜に到着すると、天候は曇り。前日の天気予報が変わっていて、天気が悪くなっていました。富士山には大きな雲がかかっています。
お昼頃から天候は良くなり、富士山がようやく姿を見せてくれました。
富士山の手前に見えるのが大室山です。これが「子抱き富士」です。
しかし、3時過ぎからまた雲が多くなり4時頃には富士山が雲にかくれて全く見えなくなってしまいました。その日に夕暮れ時にも天候は好転せず、撮影は断念。そして、翌朝は日の出前に他手合浜に出ましたが、天候は曇で少ししぐれていました。もちろん、富士山は見えません。
今回は天候が悪化して夕暮れや早朝での撮影は残念ながらできませんでした。来年は必ずリベンジをしたいと思います。
