絶景を巡る旅

絶景を巡る旅〜9月 三保の松原と富士山のシルエット〜

絶景を巡る旅 第1回 三保の松原

全国各地の絶景を巡りたい!という思いをずーっと温めていた私は、いよいよ始めてみることにしました。最初は、手始めに地元の千葉県から・・・と思っていましたが、千葉県の房総半島は台風15号の被害で停電が長期化しているという報道から、千葉県はもう少し落ち着いてから行くことにして、今回は静岡県の「三保の松原」へ出かけることにしました。

9月に入って台風の影響もあって不安定な天候が続いていましたが、9月の最終週に快晴となったことで、急遽、出かけることにしました。一人旅なので、「よし、明日から出かけよう!」という感じで行動にうつしました。

三保の松原は静岡市清水区にあり、駿河湾に面した砂浜で、羽衣の松や砂浜から望む富士山は絶景で知られています。ただし、三保の松原から富士山まではかなりの距離があり、空気が乾燥した寒い季節のほうが眺望が良いことは解っていました。観光ガイドでも11月〜2月がベストシーズンとされています。そういう点では9月下旬に出かけるのは、いくら快晴とは言え無謀だと解っていながら、もしかしたら・・・という思いで出かけたのです。また、富士山が見えなくても三保海岸から朝日を拝むことができればそれもいいかなぁという思いもありました。

ということで、絶景を巡る旅 第1回は、9月25日・26日の一泊二日で三保の松原への一人旅をしてきました。

1日目 海上バスで三保の松原へ

2019年9月25日

1日目は11時頃に自宅を出発し、午後3時前にJR清水駅近くのビジネスホテルにチェックイン。フロントで三保の松原へのアクセスを確認すると、路線バスと海上バス(船)の2通りの方法がありました。私は、海上バスを選び、清水港から海上バスで三保の松原へ向かうことにしました。

船旅は28分程度。三保桟橋に到着してから三保の松原までは歩いて30分近くかかりました。空の真上は雲がほとんどなく、まさに快晴と言える天気だったのですが、富士山の周辺には雲がかかっていて残念ながら富士山は姿を現すことはありませんでした。この日は夕暮れまで2時間ほど海岸を散策して戻りました。それでも、翌日の下見ができたので、満足でした。

※三保の松原から。夕方5時過ぎ。残念ながら富士山は厚い雲に隠れていました。

2日目 三保海岸で朝日ご来光

2019年9月26日

2日目は朝4時に起きてチェックアウト。JR清水駅前からタクシーで三保海岸へ。5時頃の三保海岸はまだ薄暗く、私の他には誰も来ていない状況でした。

砂浜から遠くに見える対岸の山々は伊豆半島です。その山際が少しずつ明るくなってきます。日の出時刻は5時36分なので、日の出前の20〜30分は私の大好きな朝の色に包まれた幻想的な世界にどっぷりと浸ることができました。

※三保海岸の朝焼けの海

日の出の10分ほど前になるとかなり明るくなり、釣り人らしき人も来はじめました。北東の方角にはうっすらと富士山も確認できます。

※三保海岸から望む日の出前の富士山のシルエット

日の出の時刻から5分程度遅れて、ようやく山際から太陽が顔を出しました。海面がオレンジ色に染まり、感動的なシーンです。

※山際から太陽が顔を出した瞬間

結局、それから1時間ちょっと海岸でのんびりと朝日を浴びていましたが、富士山はかすみがかかったような姿しか見せることはありませんでした。まあ、前日とは違って富士山が姿を見せてくれただけでも良かったとしましょう。やはり、綺麗な富士山の眺望は冬場だということを改めて思い知らされました。次回は、真冬の晴れた日にリベンジしたいと思います。

※日の出の後の富士山

※三保海岸で朝日を浴びながら・・・

ABOUT ME
いずみてつや
1963年生まれ。大阪府出身。千葉県在住。