体験談

出口治明氏の「最後の講義」に感銘を受ける!その名言とは?

出口治明氏の最後の講義

世間はコロナ渦の4連休。そんなある日の夜、たまたまテレビを見ていると出口治明さんが20代の若者たちに向けてオンラインで講義をしていて、私もついついその番組に見入ってしまいました。

この番組は、各界の第一人者が人生最後の覚悟で珠玉メッセージを贈る「最後の講義」という番組で、この時は出口治明さんが講師としてお話をしていました。

出口治明さんは、冒頭でいきなり「人間のモチベーションはあきらめから生まれる」と語り始めたのですが、私にはその言葉の意味が理解できませんでした。いったい、この出口治明さんは何者だろうという疑問を抱きました。すると、72歳だという出口治明さんは、これまでの自分の人生を語り始めました。

出口治明さんは、60歳で日本生命の子会社から転身して生命保険会社「ライフネット生命」を起業して短期間で大企業にまで成長させたかと思うと、突如、その会社から身を引いて70歳ではAPUという大学の学長になったという凄い人物なのです。そんな出口さんは、若い頃からさぞかし大きな夢を抱いてその実現に向かって邁進してきたのだろうと思いきや、実は偶然の人との出会いの連続でここまで来たのだというのです。

大学生の時、司法試験を目指していたものの滑り止めにと友人に誘われて採用の面接を受けた日本生命に入社することになったり、生命保険会社を一緒に作らないかと誘われてその起業に参加したり、新しく設立する大学の学長を募集していた時に誰かが出口さんを推薦したらしく面接を受けないかと誘われて面接を受けたら学長に選ばれたり…と、まさに偶然の出会いや出来事の連続の中を歩んできたと言うのです。

出口さんにとって自分の人生は、特別にやりたいことがあったわけではなく川の流れに身を任せるがごとく、川に流されて岸にたどり着いたらそこでがむしゃらに頑張って今に至っているのだというのです。

やりたいことが見つかってそのやりたいことを全うできる人間はごく一部しかおらず、大半の人間はやりたいことが見つからずに死んでいく…。つまり、冒頭で出口治明さんが語った「あきらめ」とは、「人間はそう簡単に人生を賭してやりたいことが見つかるものではないのだから、そんな夢まぼろしのような理想論は捨てよ!」ということだったのか…と、私は理解したのです。

やりたいことが見つかり、そのやりたいことを全うする人生って理想ではあるけれど、そんな理想通りの人生なんて万にひとつもあるかないかでしょう。それなら、最初からそんな理想の人生を歩むことは諦めて、いろんな人と出会ったりいろんな出来事に遭遇するなかで、その中に身を任せていくことで自分の居場所が見つかり邁進できるものが見つかるということなんですね。まさに、その言葉どおりの人生を歩んで成功してきた出口治明さんの言葉には、とても力強い説得力を感じました。

そんな出口治明さんの生き方は、生物学者のダーウィンに教わったんだそうです。ダーウィンは『種の起源』の中で何を言いたかったのか?それは、この地球上で生き残ってきた種は決して強いからではなく、単に「運」と「適応力」だったというのです。だから、人生もそのように…。つまり、偶然の出会いや偶然遭遇した出来事に適応していくこと。それがダーウィンから教わった出口さんの生き方だったのです。

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出口治明さんのメッセージに救われた!

この講義の生徒は20代の学生や社会人など若い人たちばかりです。でも、50代半ばの私が聞いていても、「なるほど!」と腑に落ちる内容がいっぱい詰まっていました。

そんな出口治明さんの講義の後半で、私はこの言葉に強く感銘を受けたのです。

やりたいこと、好きなことが見つからないからと言って、焦ることはありません。一生かかって探せばいい。

そう言えば、私も6年前に28年間勤めた会社を50歳で退職し、後半の人生でやりたいことを探して人生を全うしようと思っていたことをふと思い出したのです。しかし、未だにやりたいことは見つかっていません。このままでいいのか!?少し焦りを感じていた時だったのです。

そんな時に、たまたまこの出口治明さんの講義で「焦らなくていい」「一生かかって探せばいい」っていう言葉をいただいて、私はその言葉に救われた思いです。

その一方で、もっといろんな人と出会う努力、いろんなことに興味を持って積極的に首を突っ込んで行く努力、そんなことが今の自分に欠けているのではないかという気付きもありました。

番組「最後の講義」の概要

タイトル 最後の講義「大学学長 出口治明」

放送日時 2020年7月24日(金)午後11時〜11時50分[BS1]

放送内容

各界第一人者が人生最後の覚悟で珠玉メッセージを贈る「最後の講義」。今回は出口治明さん。サラリーマン生活で子会社へ。そこから有名なインターネット生命保険会社を起業、70歳を超え立命館アジア太平洋大学学長。1万冊超の本を読んだ超・教養人。世界史、宗教、ビジネスなどベストセラー多数。その言葉は刺激が満載!90%以上の人はやりたいことが見つからない?人間はあきらめが一番?転換期の日本で生きるヒントが一杯!

【出演】立命館アジア太平洋大学 学長…出口治明
【語り】醍醐虎汰朗

※この番組の動画はU-NEXTで配信される予定です。

>> 最後の講義「大学学長 出口治明」の再放送・見逃し動画配信は?

出口治明さんの主な著書

人生を面白くする本物の教養 (幻冬舎新書) [ 出口治明 ]


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教養とは人生における面白いことを増やすためのツール。であるとともに、グローバル化したビジネス社会を生き抜くための最強の武器である。その核になるのは、「広く、ある程度深い知識」と、腑に落ちるまで考え抜く力。そのような本物の教養はどうしたら身につけられるのか。六十歳にして戦後初の独立系生保を開業した起業家であり、ビジネス界きっての教養人でもある著者が、読書・人との出会い・旅・語学・情報収集・思考法等々、知的生産の方法のすべてを明かす!

「思考軸」をつくれ あの人が「瞬時の判断」を誤らない理由 [ 出口治明 ]


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「インプット」を「結果」につなげる人の違いとは?60歳での起業は、1時間で決めました。前例なしの生保立ち上げに成功し、業界に戦いを挑む。静謐かつ情熱的なベンチャー社長が実践する「ものの見方」の鍛え方。

還暦からの底力ー歴史・人・旅に学ぶ生き方 (講談社現代新書) [ 出口 治明 ]


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人生100年時代をパワフルに行動するための出口流初の人生指南!人生の楽しみは喜怒哀楽の総量で決まる!

仕事に効く教養としての「世界史」 [ 出口治明 ]


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人類5000年史1 紀元前の世界 (ちくま新書) [ 出口 治明 ]


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文明の誕生から現代まで、五〇〇〇年の人類の歩みをまとめる著者のライフワークの第一巻。文字の誕生と最初の文明(BC三〇〇〇-BC二〇〇一)から、チャリオットによる軍事革命と紀元前一二〇〇年のカタストロフ(BC二〇〇〇-BC一〇〇一)、世界帝国の時代(BC一〇〇〇-BC五〇一)、知の爆発の時代(BC五〇〇-BC一)まで、紀元前およそ三〇〇〇年の歴史をダイナミックに展開する。

50歳からの出直し大作戦 (講談社+α新書) [ 出口 治明 ]


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ABOUT ME
いずみてつや
1963年生まれ。大阪府出身。千葉県在住。